申し訳ない。
某人の勤勉さの爪の垢でも煎じて飲まんといけませんなぁ~。
とか、思いつつ再び、書きたくない病が強く再発している高野で御座います。
しかし、かといって日々頭をよぎる妄想が尽きるわけでもなく
飽きずに読んでいる塩野さんのご本を読んでは、
「あ~、中世ルネサンス期の都市国家を舞台に活劇書いたら面白いんじゃねぇ?」
とか、実現できもしない妄想を弄んだりする日々でございます。
とまあ、そんな感じでぼちぼちとやっておる次第でございます、はい。
そろそろ書かないと、端から忘れていき備忘録の役目を果たしませんので。
つうても、最近はとにかく塩野七生さんの著作の読破に明け暮れているわけでございますよ。
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』
『ルネサンスの女たち』
『神の代理人』
『ルネサンスとは何であったのか』
『海の都の物語』
『ローマ人物語』をⅩⅠ巻まで
とりあえず、ここまで読みました。
先は長いぜ。
とにかく、今読んでる『わが友マキアヴェッリ』も素晴らしく面白いですよ。
あとは、もうちょこちょことしか読んでません。
『赤朽葉家の伝説』(桜庭一樹)とか
『太陽の塔』(森見登志彦)とか
中でもお薦めは飛浩隆さんの『ラギット・ガール』が抜けて面白かったですよ。
漫画では、『三国志短編集~異郷の草~』(志水アキ)はやはり良いです。
ただちょっと、一篇一遍が短すぎて軽い印象を受けるのは残念。
とか、そんな感じでしょうかねぇ~。
あっ、まだ『Fate/ZERO』読んでねぇや(笑)
よって裏金は別に悪くない、という意見を読んだですが何か納得がいかないので
勝手にここで反論します。
まず、野球チームというのは絶対に他者(というか他チーム)を必要とする企業です。
どこか一チームが勝ちを独占する寡占状態は基本的に好ましい状態ではありません。
その状態が長く続けば、他チームが痩せ細り、野球界全体が停滞する恐れがあるからです。
その為に全体の最低限の戦力均衡策が必要不可欠になる訳ですが。
だからといって、そのチームの運営自体に直接手を突っ込むわけにもいきません。
(メジャーには贅沢金とか、サッカーには分配金制度とかありますが)
でも、そういうことをすると、今度は各チームの向上心を停滞させる恐れがあり、
そのまま野球全体の停滞にも繋がりかねません。
なので、戦力均衡が大事とはいっても過大な介入もダメですね。
そうすると後はどういう手段があるか?
という事で、ドラフト制度が一つの手段ではないかと思うわけです。
これは、選手の最初の入り口だけは平等にしますので後はそれぞれの努力ですよ。
という事ですね。
特に日本の場合、プロ野球入り即戦力という例が多いので戦力均衡に十二分に役立つ制度です。
だから、ここで裏金を認め契約金の上限を外すとその戦力均衡が危うくなる訳です。
だって、日本では他に戦力均衡策ってFAにおける人的金的補償制度くらしかないのでは?
という状況ですので、よけいにドラフト制度は野球界全体で大事に守らないといけない制度だと思います。
まあ、そんな感じで皆大人なんだから約束ぐらい守ろうぜ。
とか、そんな話。
WEB拍手です
無理しなくていいんじゃないですか?何よりリアルが大事。P3は楽しみですよね
あ、ありがとうございます~。
そんなお優しい言葉をいただけるのは貴方様だけでございますよ。
何とか精進をつづけたいと思いますです、はい。
……お久しぶりです。
なんだか、とんでもなく空いてしまいました。
あれです、精神状態があまりよろしくないのです。
なんだろ、やばい。
P3が来週でるし、その前に適当SSを書き上げないとあかんのにやばい。
そんな崖っぷちライフ。
WEB拍手
しまった。普通に祝い忘れていました、申し訳。なんか祝い忘れるって言葉って変ですね?
ともかく、20万ヒットおめでとうございます。これからものんびり行ってください
えらい返信が遅れて申し訳ないです。
そして、御礼ありがとうございました。
おっしゃっていただいたようにまったりのんびりいきたいと思います、はい。
その日は、6月の長雨が小休止して久しぶりに朝から快晴だった。
だから、彼はその日の朝TVの天気予報の「降水確率0%」という文字を見てここ半年ばかり彼を苦しめ抜いてきた問題に決着をつける事を決めたのだ。
……不幸にも。
「好きです、付き合ってください」
なけなしの勇気を振り絞って一ヶ月前から考え抜いたあげく無難を通り越して陳腐に成り果てた台詞を一息に言って、彼女の眼前に映画のチケットを突き出しながら頭を下げた。
多分、この世の中にはもっとずっとスマートで美しい言葉によって紡がれた愛の文章が幾通りもあるのだろうが、少なくてもそれは彼の引き出しのどこを探っても他の言葉は初めから存在しなかった。
一体、どれくらい彼はその体勢でいたのだろうか。
聞こえるのは、遠くのグラウンドからの野球部ともサッカー部ともしれない威勢のいい掛け声と、調子のはずれた吹奏楽部の楽器音だけで、手に持ったチケットからは湿気が多めに含んだゆるい風が当る感触しか伝わってはこなかった。
そこには、伸びた空白があるだけだった。
5分、いや、10分だろうか。もしかしら、実際には30秒にも満たない空白でしかなかったのかもしれない。普通に考えれば、彼女が5分や10分もそのまま待っていてくれている訳がないのだから。後者であった可能性が高いのだろう。
もっとも事実がどうであれ、その空白が彼にとってはひどくひどく長く感じられた事だけは事実だった。
よくない予感と共に、顔をあげた彼を待っていたのは予想通りのものではなかった。予想以上のものだった。
「困るのよね、こういうの」
彼女は、彼の目をしっかりと見据えて淀みなく言葉を続けた。
「今、彼と微妙な状況なわけ。それとも、知っててやった? 後釜狙い?」
否定の言葉は、彼女のTVに映る政治家見るような視線に砕かれて彼の口から意味を持った文章として生み出される事はなかった。
その場で、そのままの姿勢で動かず、ただ眼球を動かす事で彼女の視線から逃れる事しかできない彼に、彼女はもう何も言わなかった。ただ、鼻で笑っただけだった。
色々察したのかもしれないし、ただ、単にもう関心がなくなっただけなのかもしれない。
それから起きた確かな事実は彼女はこの場から立ち去り、彼の初恋があっという間に過去の遺物に成り果てただけだった。
前日通り雨が降っていればなと、せめて降水確率が10%でもあったらと彼は思う。あのにこやかな天気予報士を恨む筋合いはないにしても、もうきっと二度と天気予報は好きになれないのだろうなぁと彼は思った。
それが、そのよく晴れた日に彼に起きた全ての出来事だった。
特に意味はありません。
思いつくまま書いただけです。