あぁ……、「PERSONA -trinity soul-」が面白かった。
間違いなく私の中で今季一番面白いアニメでした。
しかし、重い。あまりにも重い話でしたね。
作中ヒロインが三人もいなくなるアニメなんてそうそうありませんよ。
で、最終話何か意味不明だ、とか仰る方もいるそうですが、
個人的には自分の中でほとんど独自ではありますが説明がつくのでような気がしたので消化不良感はありませんでした。
ここより(あくまで独自理論ながら)ネタばれらしきもの。
クジラ、これはペルソナが生まれいずる場所である「無意識の海」のパワースポットのようなものではないでしょうか?
もちろん、本来は顕在化しているものではないでしょうが、アヤネという実験体が海に自ら落ち、狭間の存在に落ちることにより顕在化したと考えます。
アヤネの目的は単純に、狭間の存在から脱しクジラに溶けるて眠ること。多分、アヤネの恨み辛みは神郷夫婦の消滅時に一緒に解消したのでしょう。
ただ、狭間の存在たるアヤネがクジラに溶けるためには条件があって、それは普通の人間を依りしろにしなければならないという事。その依りしろにアヤネが選んだのは、一つの体に二つの精神を宿し苦悩していた洵であり、彼はこれを受け入れるたのだろう。
諒の目的は、複合・純粋を問わずペルソナの撲滅。
手段は、ペルソナの生まれいずる「無意識の海」のパワースポットであるクジラに複合ペルソナの集合体であるアヤネを融合させ、大本である「無意識の海」を汚しペルソナの生み出るシステムそのものを破壊する。
結祈を攫い、洵と再び一緒にしたのは、二人が生み出すペルソナにより複合ペルソナを押さえ込み、クジラとの融合をよりスムーズにするためだと思わる。
慎の目的は、家族の奪還。そして、複合ペルソナとクジラが融合することで10年前と同じような事故が起きる事を防ぐこと。
結果として、諒だけ自らの目的を放棄するわけですが、
これは、結祈と洵の言葉「諒兄ちゃんにとって僕たちが一番重い十字架」という言葉に、自分が結局、罪悪感の元である結祈と洵を遠ざけたかっただけなんじゃないか?
という自問の末、自らの目的を放棄し洵を助け、現実に戻る事を選択したんじゃないでしょうか?
そして、アヤネは結祈を依りしろにクジラに溶けたんでしょうね。
とまあ、この解釈があたっているかどうかは別として本当に面白い話でございました。
特に原作となる「ペルソナ3」をやらなくても楽しめると思いますので、よければまだ配信しているGyao等で見ていただければなぁと思います。
閑話休題、拍手で心配してくださった方ありがとうございまいした。現在、東北を離れておりますので私自身に何があったという訳ではないのです。
更新がないのはただの私のずぼらゆえでして本当に申し訳ありません。